おはようございます。10,000個以上のパンを食べ歩いたパンマニアの片山智香子です。
この連載では、朝から元気になれる美味しいパン屋さんやカフェを紹介します。
台湾 吳寶春麥方店 外観
普段は都内を中心に日本のパン屋さんを紹介する連載ではありますが、この秋、台湾へパン旅に行き実際に食べて「どうしても紹介したい!」と感じたパンがあったので、番外編として台湾のパンを紹介しますね。
台北のMRT淡水信義線の象山駅から徒歩2分のところにある吳寶春麥方店。
MRT淡水信義線の象山駅
吳寶春麥方店の詳しい場所を説明する前に、軽く台北の交通事情を説明します!
街中にはタクシーが頻繁に走っているので、そちらを利用すると時間短縮にはなるけれど、いかんせんお金がかかります。また、街中にはレンタサイクルのポートがいたるところにあるので自転車で動きまわることもできますが、台湾初心者にはハードルが高い。
ってことで、是非とも利用して欲しいのが地下鉄(MRT)です。初乗り20元(90円くらい)から、色分けされているので路線の名前を覚えられなくても、「赤い電車に乗って象山で下りればいいのか」と覚えやすいです。
台湾街並み

吳寶春麥方店 入口
こちらのお店は、2010年にフランス・パリで開催されたパンの世界大会「クープ・デュ・モンド・ド・ラ・ブーランジェリー」で優勝を果たした呉寶春氏のフラッグシップストア。経済的に豊かではない家庭出身の彼が世界大会で優勝するというサクセスストーリーとして、台湾で映画上映もされた人気店。
吳寶春麥方店 パン 店内
誠品生活にあった時よりも広く感じる店内は、自然光も入り開放的な雰囲気。毎日70種類ほどのパンが並んでいるのだそう。奥にはイートイン席もあるようです。
吳寶春麥方店 パン 店内
吳寶春麥方店 パン 店内

荔枝玫瑰(小)Litchi & Rose Champion Bread

荔枝玫瑰(小)Litchi & Rose Champion Bread。大きなサイズでも販売していますが、色んな種類を食べたいトラベラーとしては(小)があるのは嬉しいです。ちなみに肉などは台湾から日本に持ち帰ることはできませんが、パンは持ち帰り大丈夫でした。
荔枝玫瑰(小)Litchi & Rose Champion Bread
クラスト(外側・皮)は薄く香ばしいです。部類で分けるとハード系になりますが、そこまで固くはなく食べやすく、クラム(内側)は瑞々しくライチやバラの花びらがまんべんなく入っているので、どこを食べてもライチの甘酸っぱさを感じられます。また、小さめにカットされたクルミが良いアクセントになっていて、不動の人気なのも納得です。
荔枝玫瑰(小)Litchi & Rose Champion Bread 断面

浪花千層蛋塔 Mille-Feuille Egg Tart

浪花千層蛋塔 Mille-Feuille Egg Tart
浪花千層蛋塔 Mille-Feuille Egg Tart。人気があるというエッグタルト。他のベーカリーでもエッグタルトが陳列されていたので、台湾でも人気があるのかな?個人的にもエッグタルトは大好きなので迷わず購入。
ざっくりしたタルト層、それでいて程よい柔らかさもあり、カスタード部分はプリンみたいにぷるんとしていて、舌触りよく、甘味がそこまで強くなく上品な味わいでした。
浪花千層蛋塔 Mille-Feuille Egg Tart 断面

乾酪核桃麺包(Cheesy Walnut Bread)

乾酪核桃麺包(Cheesy Walnut Bread)
乾酪核桃麺包(Cheesy Walnut Bread)は、台北限定商品が3種類あった中の一つ。その名の通り、チーズとクルミが入ったパン。
パンオフロマージュのようなチーズががつんと入ったパンをイメージしていると、そこまでチーズのコクは感じないかも。パン生地は荔枝玫瑰ほどハードではなく、万人が食べやすい固さです。もちろん、このまま食べても美味しいですが、スライスして朝にオープンサンドとして食べても美味しそうです。
乾酪核桃麺包(Cheesy Walnut Bread) 断面
今回はすべてテイクアウトにしてホテルで頂いたのですが、朝は9時30分からオープンしているので、こちらのお店で朝食を頂き、ぶらり台北101あたりまで散策してみるのも楽しいかもです。このエリア、古き良きというより、どんどん進化する台北を感じられますよ。

吳寶春麥方店

住所:台北市信義路五段124、126号
電話番号:(02)2723-5520
営業時間:09:30~
※記事の内容は取材時の情報です。営業時間、定休日、商品等の最新情報はお店のホームページやSNSなどでご確認ください。本連載は隔週金曜日でお届けしています。

 

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