おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。
マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。
今週のテーマ:ちゃんと伝えたい「お悔やみ」のことば
訃報を受けた際、遺族の方には、つらい気持ちに寄り添うような言葉をかけたいもの。
けれど、お悔やみのことばは頻繁に使うものではないため、咄嗟の一言が出てこなかったり、使いかたによってはお相手にとって失礼になってしまったりすることがあります。
今回は、代表的なお悔やみのことばについて、一緒に確認しておきましょう。
代表的なお悔やみのことば3種
お悔やみのことばには、口頭向きのもの、文章向きのものがあります。
お悔やみ申し上げます【口頭:〇 / 文章:〇】
故人の死を悲しみ、弔いの言葉をお伝えする、という意味。他に、「残念でなりません」も、口頭・文章どちらでも使えるお悔やみのことばです。
ご愁傷さまです(ごしゅうしょうさまです)【口頭:〇 / 文章:✕】
心の傷を憂い、相手を気の毒に思う、という意味。頻繁に使われることばではあるものの、近年では、気の毒な様子をからかう意味で使用されることもありますので、その場の雰囲気を見ながら使うようにしましょう。
ご冥福をお祈りします【口頭:✕ / 文章:〇】
故人の死後の幸福を祈っています、という意味。
この表現は、上の2種類とちがい、口頭では使うことができないことばです。また、キリスト教や浄土真宗の場合は使えない表現のため、注意が必要です。
どんな声で言えばよいの?お悔やみの伝え方
声のトーンを抑え、小さめの声でお伝えしましょう。心が落ち着かない状況ですので、短く簡潔にまとめて伝えることも大切です。
また、「頑張って」や「元気を出して」など、励ましのことばを安易に使うのは控えた方がよいでしょう。
まとめ
ご紹介した3つのことばのなかでは、「お悔やみ申し上げます」がどのシーンでも問題なく使えるため、自信のないかたは、この表現を覚えておくと良いでしょう。
「亡くなった」ことを聞いたときに、「そうなんですね…」で終わらせず、ご遺族の心に寄り添ったひとことがかけられるといいですね。
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それでは、また次回!Have a ごきげん day!
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