朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『天狗の台所』。
天狗の兄弟の「隠遁生活」を描いたコミックです。自然のなかでの暮らし、おいしいごはんに幸せを感じます。本書は「天狗の台所」の最新刊、第4巻。物語がはじまる1巻目からぜひ。
天狗の台所(4)
『天狗の台所(4)』
著者:田中相
出版社:講談社
天狗の血を引くオンはニューヨーク育ちの少年。14歳の1年間を人目につかず生きよというしきたりに従って、日本に住む兄と一緒に暮らしています。「天狗の台所」シリーズでは、めぐる季節とともにある兄弟の暮らしを描いています。
29歳の兄、飯綱基(いづなもとい)は大の料理好き。畑仕事をしながら毎日ていねいに食事の支度をし日々の暮らしを大切にしています。兄が心を込めて作るおいしい食事が、最初はぎこちなかったふたりのあいだをつないでいきます。
天真爛漫なオンくんが「おいしい!好きな味!!」と叫ぶのが愛らしくて何回でもその言葉を聞きたくなるんですよね。お兄ちゃんもきっとそんな気持ちで料理しているのかな。そして兄弟のそばにはいつも犬のむぎがいてふたりを見守っています。
4巻目の本書では季節は梅雨から夏へ。ふたりの暮らしが始まってからもうすぐ1年が経とうとしています。季節は夏、今の時期の読書にもぴったりです。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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